新人看護師として働き始めてから、他の職種への転職を考える人は少なくない。
医療の現場で働いているうちに、より興味のある分野が見えてくるケースがあるからだ。
たとえば、「予防医学をやりたい」と思えば、保健師の仕事が視野に入る。
「高齢者福祉に携わりたい」ということで、介護福祉士の仕事を考える人もいる。
そうした場合、転職サイトや転職エージェントへ登録すると良いだろう。
いきなり転職活動を本格的に始めるのではなく、経験豊富なキャリアアドバイザーに相談することで、自分の希望、業界の状況、将来のキャリアプランなどをふまえて客観的なアドバイスがもらえるのだ。
最終的にどうするか決めるのは自分自身だが、新人看護師には実務経験を積んでからの転職が勧められるケースが多くなっている。
経験不足のまま看護師から他の職種へ転職した場合、また看護師に戻るのは非常に難しい。
逆に言えば、ある程度実務経験を積んでから転職することで、また看護師に戻りたいと思ったときに復職しやすくなる。
目安としては3年程度、新人指導ができるところまで働いてからだと復職もスムーズになるだろう。
看護師になる前は他の職種に興味が出ると考えていただろうか。
同様に、転職後に看護師に戻りたいと思わないとは言い切れないだろう。
キャリアプランを考えていても、時間が経てばまた違った道も見えて来る。
そのときに看護師の資格と経験が活かせるのは大きな強みだ。
選択肢は多いに越したことはない。